|
懐かしの個人輸入
【 個人輸入のきっかけ 】
インターネットによるオンライン・ショッピングが
当たり前のように行われる現在では、個人輸入
などという物々しい言葉はもはや「死語の世界」に
入っているかもしれません。
|
 |
|
|
ここで言う個人輸入は、まだインターネットなど無い時代、約20年前から5年間ほど
私がやっていた、アメリカのお店が相手のカタログ・ショッピングのことです。
インターネットを使って欲しいものを検索し、注文を入力してカード決済。
たまたま相手が海外のお店だというだけ。ページが読めなきゃ翻訳サービスや
翻訳ソフトもあるし・・・というのが今のスタイルですが当時は大変でした。
ホントに大変な苦労だったんですよ!個人の素人にとっては。
周囲には誰もやってる人間が居なかった個人輸入を私がすることになった
きっかけは、ルアーフィッシング用のリールでした。
アブ(スウェーデンのABU社)の名作リール、アンバサダーが欲しかった私は
国内の釣具店での価格、小さいものでも3〜4万円は手が出せない領域でした。
ある日、大型書店で海外の釣り雑誌を読んでいると、釣具量販店の広告ページに
憧れのアンバサダーを見つけて目が点になりました。なんでこんなに安いんだ?!
当時の為替レートで換算すると、ほとんど1万円くらいなのです。
「散々悩んだ末に覚悟を決めて4万円払って買った」と言っていた
友人の顔がロバに見えた瞬間でした。(友人ごめん)
即座に「アメリカから買うぞ」と決めました。
まず海外からの注文に応じてくれる店を探し、エアメール(航空便)で手紙を送ります。
カタログを請求するのです。もちろん私の情けない英語力を駆使して・・・
店によっては電話帳のような分厚いカタログで有料だったりするので
代金は送金小切手を同封する必要がありました。
一度カタログを請求し商品の注文をすると、その後はむこうから勝手に
新しいカタログを送ってくるようになりました。
注文書も当然エアメールで送ります。この郵便のやりとりだけでも片道1週間
くらいは掛かっていたようです。今からすれば、気の長い話ですね。
送料も問題でした。当時は国際宅配便なども発達していなかったので
航空便か船便で送ってもらうことになります。航空便はやたらと送料が高いので
いつも船便で頼みましたが、商品が届くまで軽く1ヶ月は待たされました。
それでも為替レートが記録的な円高の時代だったので、送料に関税を含めても
例のロバ、じゃなくて友人が買ったものは1万2千円程度で手に入るくらいでした。
この頃、調子に乗って釣具店だけじゃなく、大型アウトドア・ショップや
まだ日本に進出していなかった L.L.Bean とも取引しました。
たくさんのルアーやリール、テントにサングラスやナイフ、あの頃はまだ日本では
ほとんど知られていなかったフリースのジャケット、フィールドコートなどなど。
友人達や会社の先輩、同僚からの依頼まで引き受けて輸入しました。
この頃に個人輸入を通して学んだ事があります。それはアメリカ人の「いい加減さ」
もとい「おおらかさ」としておきましょう。
注文と違う色なんてお構いなし。「品切れだからこっちを送っとけ」みたいな・・・
ある友人から皮製のフライトジャケットを頼まれて注文した時は青ざめました。
私が注文した商品の中で単価としては、おそらく一番高いものだと思います。
日本円で5万円以上するものでしたが、まったく着れない小さなサイズのものが
届いたんです。交換を要求する英文を必死で書いて送った直後に、また今度は
注文通りのサイズのものが届いたのです。「どーすんの!コレ!!!」
開き直ってそのまましばらく様子を見ることにしたら、カード決済は
いつまで経っても1着分しか請求されず、返却を求める手紙もなにも来ないし
結局小さなサイズのジャケットはプレゼント?
|
|
 |
とにかく、あの頃の個人輸入は大変だったんです。
今は便利になったものです・・・ |
|