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野鳥写真とデジタルカメラ
【 デジタルカメラ 】
子供が生まれて、自分一人で何時間も
撮影ポイントで静かにカメラを構え、結局一度も
シャッターを切らずに帰ってくるなんて事が
できなくなってから数年が経ちました。
子供たちも中高生になって、私も時には休日の
自由時間がもらえるようになってきたら、
また野鳥写真が撮りたくてウズウズしてくるように
なりました。
私の中では第2期野鳥ブームといったところです。
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もう世の中はすっかりデジタルカメラ(デジカメはサンヨー電機の登録商標だって
知ってました?つまりデジカメの箱に「デジカメ」と書けるのはサンヨーだけなんです。)が
普及して、私も普段のスナップ写真用にデジカメを愛用していました。最初に買った
35万画素から数台替えて、500万画素までステップアップしました。
デジタル製品の進歩は正に日進月歩なのであっと言う間に古い話になってしまいます。
現在ではデジタル一眼レフもずいぶん身近になってきましたが、この第2期ブームの
スタート時には、デジ一眼はまだまだ高価で気軽に買えるものではありませんでした。
その代わり、高倍率ズームレンズ一体型デジカメが登場していました。
私にとって、これはすばらしい発見でした。
野鳥撮影を再開するにあたって私が用意したのは、Panasonic LUMIX DMC-FZ20 です。
500万画素ですが 36〜432ミリで全域 F2.8 の明るいライカのズームレンズ付です。
これを初めて知った時には目を疑いました。一眼レフ用交換レンズで 400ミリ F2.8
なんて50万円くらいの価格なんですから。単純比較は出来ませんが数値だけで見ると
とても買えなかったレベルのレンズです。光学式手ぶれ補正もあって、
しっかりホールドすれば 400ミリの手持ち撮影も十分可能です。
おまけに純正のテレコンを着けると明るさはそのままで 600ミリ F2.8 ということに
なってしまい昔の感覚では一般人には夢のレンズです。おまけにすごくコンパクト。
デジタルでも一眼レフの交換レンズは基本的に従来通りなので、超望遠ともなると
大きく重いし価格はン十万円という三拍子揃った、夢のレンズに変わりないのですが。
カメラがフィルムからデジタルになることには
いくつかの点で決定的な違いがあります。
まず被写体および撮影結果の確認。
フィルムカメラでは入ってくる光を直接ファインダーで見るので、
レンズが暗く光量不足では非常に見にくいのですが、
デジタルカメラの液晶ファインダーなら明るさの調節が可能なのでとても楽です。
その上撮影直後に、撮ったばかりの写真を見て確認できるのですから、
その場で失敗も判り撮影の勉強にもなります。
フィルムカメラしか無い頃は「いいのが撮れた!」と喜び勇んで帰宅して
現像&プリントに出して数日、出来てきた作品を見てガッカリ・・・
この数日間の楽しみもあるにはあるんですが効率悪すぎですよね。
次に撮影の枚数とコスト。
フィルムは当然、撮影の度に用意する必要がありますし、
写した後は現像して(ネガは)プリントしなくては作品になりません。
要するにすべての資材が一度限りの消耗品ということですので、
それなりにコストが掛かります。
フィルム1本で撮れるのは通常では最高36枚ですので、何本も用意して
フィルムが切れたらその日の撮影はおしまい。
もっと厄介なのは、いいシーンが近い時、フィルムが残り数枚だったりしたら、
くやしいけど残りはあきらめて新しいフィルムに換えたりしなくては
ならないことです。
それに対してデジタルでは、一気に100枚でも撮ることが可能です。
予備の電池と記録メディアさえ用意しておけば、1日に1000枚以上の
撮影でも可能です。撮影結果をその場で確認して、ダメなものは削除もできるので
無駄も無いし、パソコンに画像データを転送してしまえば、メディアはまた新品。
電池も充電式がほとんどですので、一度機材を用意してしまえば消耗品は無いと
いってもいいくらいです。つまり撮影の度に必要な資材コストは無いのです。
【 救世主デジスコ 】
現在、趣味でデジタルカメラを使って野鳥を撮影する場合に理想的なのは
数年前からユーザー主導でいろいろと研究され開発されてきた「デジスコ」
と呼ばれるシステムではないでしょうか。
元々は銃の着弾点を確認するためのスポッティング・スコープを野鳥の観察に
望遠鏡として使うというのは、ずいぶん前からバードウォッチャーには常識でした。
ニコンなどはフィールドスコープという商品名で積極的に商品展開を図っていました。
そのニコンからはこのスコープに自社製の一眼レフを装着して撮影するアダプターも
昔から発売されていました。もちろん当時はフィルムカメラです。
このスコープとデジタルカメラを組み合わせることをデジスコと呼んでいます。
カメラの機種は限られますが、このデジスコにより 1000ミリや 2000ミリなどの
とんでもない望遠撮影が気軽にできるのです。
一眼レフ用の高級レンズほど大口径ではないのに、超超望遠となるとかなり
暗いレンズということになるのですが、デジタルカメラなら特に問題はありません。
1000ミリを超えるシステムになると、野鳥の撮影もずいぶん楽になります。
野鳥には(他の動物も、人間でも?)いやーな距離というものがあります。
鳥の種類や生息環境によって長短がありますが、ある程度近づくと警戒する、
それ以上近づくと飛び去ってしまうという距離です。
1000ミリを超える焦点距離で撮影すれば、その嫌な距離に立ち入らずに
撮影できるので、モデルさん(鳥です)も緊張せず、自然な表情やしぐさを
みせてくれるのです。デジスコの詳細については専門のお店や個人のサイトも
ありますので、ここでは割愛します。
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ひと昔前まではとても高価な重装備と
膨大な時間と労力と根性を要した野鳥の撮影も
こんなに気軽に始められるようになったので、
皆さんもやってみませんか?
アップで表情を捉えると、今そこを横切った
スズメでさえ可愛らしいものです。
定年退職したけど趣味も無くて・・・
なんて方にもおすすめかも。 |
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