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バードウォッチング
【 野鳥との出会い 】
トップページにキャンプでの野鳥との
出会いについて触れましたが、
バードウォッチングとは無縁の生活を
していた二十代頃までの私にとって
身の周りの鳥はカラスとハトとスズメしか
見えていませんでした。
視界に入っていても、意識しなければ
見えないものがあるということです。
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始まりはまったくバードウォッチングなどと呼べるものではないのです。
野鳥を初めて意識したのは自然の中ではありませんでした。なんてこった!
私が二十代の終わりの頃、おやじが友達からメジロをもらって来ました。
竹製のメジロ籠で飼い始めたのです。もちろんあの綺麗な鳴き声を愛でるためです。
野鳥を飼うには許可が要るらしいのですが、当時おやじが許可を得ていたかどうか
定かではありません。ただ、おやじにメジロをくれた人は、子供の頃から
山の中でメジロを捕って飼うのが、ごく普通の遊びだったそうです。
毎日、飼っているメジロを見ていると、住宅地である我が家の周りにも
メジロが飛び回っていることに気付きました。いつも近くで見ていた
特徴的なメジロはド素人の私にもすぐに識別できたのです。
近所の家の庭木で枝から枝へ飛び回るメジロたちは、寝ぼけまなこで通勤する私に
毎朝いい刺激を与えてくれました。
そんな頃、トップページで書いたようなキャンプ場での出会いが訪れたのです。
眠たい目をこすりながらテントを這い出したら、すぐ近くの枝に綺麗な鳥が・・・
銀色に輝く頭に黒い顔と羽根、オレンジ色の腹で羽根の中心に白い斑点がある
なんとも美しい小鳥が、尾を振りながらこちらを見ていたのです。
そう、あれはジョウビタキのオスでした。紋付き羽織から通称「紋付き鳥」とも。
あの衝撃的な出会いから私の興味の対象は一気にバードウォッチングに向かうのです。
野鳥図鑑を手に入れた私は、双眼鏡選びへと進みました。
手に持って素早く鳥を探す双眼鏡は、あまり倍率が高すぎてはいけません。
8倍くらいがちょうどよく、頑張っても10倍まででしょうか。
それ以上になると手持ちで長時間見ていると、手ぶれで頭痛がするかもしれません。
私が買った最初の双眼鏡はニコンのVライン10倍というものでした。
イタリアの有名なカーデザイナー、ジウジアーロのデザインでした。
現在の愛用品はニコンの Libino (リビノ)8〜20倍ズームです。
Vラインもリビノも残念ながら今では廃盤になっているようです。
【 双眼鏡の使い方 】
双眼鏡を覗いたことがある人なら当然知っていることですが、映画などでよくある
双眼鏡でメガネ形に景色が見えているシーンは、説明的な手法で
現実では有り得ません。
眼幅(人によって違う両目の間隔)をちゃんと合わせると、望遠鏡と同じように
ひとつの円に見えるのです。双眼鏡の調節の第一はこの作業です。
次に視度調節です。比較的近くのものをまず左目だけで見てピントを合わせます。
次に同じものを右目だけで見て、右の接眼レンズを回してピントを合わせます。
これにより左右の視力が違う場合でも快適に見れるようになるのです。
と、ここまでは一般的なよく見かける説明ですが、
実はこのほかに快適に使うコツがあるのです。
このコツを知らない人は、なんとなく双眼鏡を両目に当てて、
おもむろに見たい方向に向ける・・・あれ?どこ見てるんだっけ?
これでは、いつまでもじっとして居てくれるサービス精神旺盛な鳥じゃない限り
やっと見たい枝を発見した時には飛び去った後かもしれません。
このコツとは、
1.見たい対象を肉眼でしっかり確認する。
2.視線を外さずに自分の目と対象とを結ぶ直線上にスッと双眼鏡を割り込ませる。
ご存知なかったら是非試してください。慣れれば効果バツグン(のはず)です。
【 カワセミ 】
近所でいろんな鳥を見て回るようになった私は、情報を集めて山や海へ
バードウォッチングに出掛けるようになりました。
まずは手っ取り早く干潟へGO!です。
私の住む市内には良い干潟が2箇所もあるのです。
カモ類やシギチ(ウォッチャー用語です。シギと千鳥類)を追って
河口から上流へ移動していた時、脇の水路でコバルト色に輝く物体が
水面スレスレを猛スピードで飛び去って行きました。カワセミです。
図鑑で見ていたので「水辺の宝石」と呼ばれる
その鳥のことは知っていたのですが、初めて
ほんの一瞬見ただけで、すっかり虜になってしまったのです。
それからは毎週、休みになるとその水路を中心に
カワセミを求めてさまよう事になりました。
カワセミには縄張りがあります。繁殖期の夫婦か子育て中の親子以外は、
通常、同じ場所で複数のカワセミを見ることはありません。
通い詰めたおかげで、餌場や巣穴、食事をする場所もわかり、
餌の小魚を捕るために水に飛び込む瞬間も、捕った小魚を枝に叩きつけ
弱らせてから食べる習性も、巣穴から出てきた幼鳥の教育シーンさえ
観察することができました。
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海に近い河口の小さな水路だったので、
餌は川でしか捕らないと思っていた
カワセミが海に飛び込むところも確認しました。
カワセミの生態を次々と目に焼き付けているうち、
家族や友人にも見せてやりたいと思うようになり、
写真を撮る事が目標になってきました。
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